物置を組み立てる

 物置を自分で設計して作ったのではなく、メーカー製のものを単に組み立てただけ。
 業者に組立ててもらうとそれだけで料金がかかるが、時には「組立てサービス中」とか言うこともある。
 けど、購入者が組み立てていけないということはないし、それほど難しいものでもないようなのでやはり自分で組んでみたくなるというものである。
 実際それほど難しいものでもなかったし。
 そういうのが面倒だと思う人は業者に依頼して組んでもらうほうがいいだろう。
セット内容1
 今回組み立てたのはイナバ物置のMCB-095Bというもの。
 これがセット内容。
 ベース、側板、天板、棚板の4梱包なのだが、わがままな私は棚板を一枚追加しているので5梱包。

セット内容2
 広大な敷地を持つ大邸宅なアパートに置く物置はやはりそれなりの大きさが必要である。
 この物置の概略サイズは間口900m、奥行き510m、高さ1100mという巨大なもの。
 上に乗っているのが鎌倉の大仏なので、その巨大さがわかると思う。


 嘘です、単位はすべてmmです。

同梱パーツ
 これが同梱パーツ。
 組み立マニュアル、金具、ネジ類、工具、転倒防止用の針金などが入っている。
 ほとんどこのマニュアルに沿って組み立てればそれほど問題なく組めると思うが、マニュアルの絵がどの部分を指しているのかちょっとわかりにくかったりする。

ブロックとカッターナイフ
 それ以外に必要な物としてブロックとカッターナイフ。
 ブロックは物置を直接地面に置かないようにするため。このくらいのサイズの物置だと四角に軽量ブロックの半分のものを置けばいい。
 カッターナイフは梱包を解くのに必要。

ブロックの上にベースを置く
 指示通りの位置にブロックをおきベースを乗せる。

水平度調整
 玄関先などは排水の関係で斜めになっていることが多いので、水平度の調整が必要。
 最近の物置はベースの部分に調整機構が組み込まれているので非常に楽である。

 水平を出すには写真のように水準器があると便利だが、これはどこの家庭にも一つや二つは転がっていることだろうから特に問題にすることもないだろう。

 この作業をちゃんとやっておかないとあとでたてつけが悪くなり、扉の開け締めがうまく行かなくなるので注意。


 側板を組み立てる。
 差し込んでネジで止めるだけでいちおう自立するが、風が吹く日には誰かに押さえてもらったほうがいいだろう。
 ちなみに、他のネジは結構きっちり締まるが、ここのネジはいくらでも締まるような予感がし、なんか恐怖である。
 本当にいくらでも回るようになる前にてきとうなところで締めるのをやめておく。


 側板の外側。
 こちらはちゃんと締まってくれるので安心。


 背板も取り付ける。
 左右二枚の板で構成されるが、寸法がきっちりなのでなかなか二枚がうまく収まらない。
 表面の塗装を削りつつむりやりなんとか押しこむことに成功。
 なんとなく物置らしい雰囲気が漂ってくる(笑)。


 背板の縦方向のネジはパッキン付きのものを使用する。
 このネジ、クランク状に曲がった板の片方がベロのように手前に出ており、反対側のもぐっているほうがナットの代わりとなっている。


 下の方の横向きのやつはパッキンなし。


 天板を乗せ、ネジで固定。
 これもパッキンなし。


 天板と側板を金具で固定する。
 これでほぼ形が決まる。


 背板の中央に支柱を取り付ける。
 完成は目前だが、上のほうのネジを締めているとなんだかクラクラしてくるのは気のせいだろうか?。


 金具を側板にひっかけて棚板を乗せる。
 標準だと棚板は一枚なのだが、この写真を見ると棚板一枚ではさみしいと感じるこの気持ちはわかってもらえると思う。


 扉をつける。
 多少のたてつけの悪さに関してはちゃんと調整機構がついているが、多少のたてつけの悪さにのみ有効なのでやはりちゃんと水平出しをしておくべきであろう。
 あ、この水平出しもあとから調整可能という優れものである。

 とか言っているうちに完成。
 ほ〜らこんなに簡単。
 この手の作業は自分でやるに限る。


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