まず、棚板の位置を決める。
左右の側板を合わせておいて万力様の親戚であるCクランプ様で固定し、線を引く。
今回作る棚は、下から一段目はちゃぶ台と同じ高さにするため、棚板の上面の寸法が重要となる。
二段目はミドルタワーのぺんちくんを入れるために棚板と棚板の間隔が重要となる。
三段目以降も収納物の高さに合わせて間隔を決ていく。
どうにも間違いやすそうなので、棚板の厚み分の線をちゃんと引き、その中央に棚板固定用の木ネジを入れる位置の線を引いていく。
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木ネジを入れる場所を側板の内側に書き込んでいく。
内側なら棚板に隠れるので消す手間もいらないし、穴が斜めになっても外側がずれるだけで棚板の中心位置はずれないだろう、というせこい考え。
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側板に木ネジを通す穴をあける。
木ネジが3.5mmなので、3.2〜3.5mmくらいの穴をあけておく。
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切りっぱなしの端面はあまりきれいじゃないのでかんなをかける。
紙やすりでもいいのだが、かんなの方が木工っぽくていいような気がしたので安物のかんなを購入(笑)。
ちなみに正面側の面のみ(笑)。あ、角がとがっているのもなんなので面取りもしておいた。
普通はかんなをかけてから寸法を入れると思うのだが、気にしないことに。
棚板の穴位置は後ろ面を基準にしているので、正面をちょっと削ったところで誤差は生じない。
それ以前に、寸法線自体がずれているという噂があるうえに、このあとの加工でどんどんずれていくはずなので、こんなところで細かいことを気にしていても意味がないのである。
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棚板にも木ネジが入るための下穴をあけておく。
下穴なしで木ネジをネジ込むと割れそうな気がするからだ。
穴の直径は2mmくらいにしておいた。
ちなみに使ったドリルの刃はすべて金物用(笑)。
複数の板を並べて一気に線を引き、中心出しは目分量で。
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ここまで準備をしたらいよいよ組立。
いきなり木ネジを締めこむとあとからなにかあった場合に面倒なので、とりあえずネジはゆるゆるの状態で仮組みを行なう。
まじめな人は接着材を塗ってからネジ止めをするらしいのだが、あとでばらすこともあるかもしれないとか、棚の位置を変えるかもしれないとか考えるとちょっと接着する気にはなれない。
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まだ仮組みの途中だが、なんとなく棚らしい形になってきた。
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ある程度棚板を仮組みしたら、まだ取り付けていない棚板をあてて直角を確認しながら木ネジの本締めを行なう。
ひととおり固定したら直角の確認に使っていた棚板も組み付ける。
これでだいたいの形になった。
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実は棚板にはちょっと細工をしてある。
PC本体を置く棚は下のほうから電源コード等が来るので、それらが通るように棚板の後ろ側を切り欠いてある。
PCの上の棚板もスピーカーを置く予定なので、そのための配線を通す切り欠きを用意しておく。
こういうのは買ってきた棚では用意されていないので、自作ならではというところ。
わざわざ四角く切り欠かなくても、三角に切り欠いたほうが楽だったかとあとになって気付くが、まあ過ぎたことをとやかく言ってもしかたがない。
で、裏板のベニアを細めの釘で打ちつけて完成。
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こんなに適当に作っても、できあがったのを見ると結構立派にみえるではないか(笑)。
下から二番目の段に裏板がないのは、PCの放熱を多少なりともよくしようとか配線がいろいろあるからどこからでも通せるようにしようとか、そういう考えだったのだけど、結局そんな必要はなかったのではないかと思える。
過ぎたことをうだうだ言っていてもしょうがないのでこれはこれでよしとする。
なんかオリジナルな雰囲気が出ていてそれなりにいいではないか。
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さて、組みあげた棚を所定の場所においてみる。
ここで問題発生。
カーテンレールが当たる・・・。
とりあえずカーテンレールの長さを調節してOK。
今度はかもいが当たる。
さすがにかもいは切り落とすことはできないので我慢することに。
けど、かもいに当たった分、棚が壁ぴったりにつかなくなったため、予定より50mmほど出っぱって来る。
うーむ、しかたがないか。
それに、なんかちゃぶ台と高さが合わないんですけど・・・。
高さを計ると計算通りなんですけど・・・。
どうやらちゃぶ台の向こうとこっちで畳の高さ(へこみ具合?)が違うっぽい。
ま、それは置いといて。
この材料、木目方向はそこそこ丈夫なのだが、木目の直角方向はかなり弱い。
なんで、150mmもでっぱっているとPCやモニターの重さでかなりたわむのである。
というか、手で動かしても結構ぐにゃぐにゃしている。
直角方向は接着材の弾力に左右される感じ。
そんなわけで、写真のように余った木で支柱を作ってみた。
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ちゃぶ台との高さの差はなぜか部屋に転がっていたホームセンターで安く売られている木っ端材で解消。
80円にしては立派である。
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本棚とちゃぶ台を置いてみるとこんな感じ。
右上はカーテンレールにぴったり当たっている。
実はこれからが大変。
かもいの分約50mmほど出っぱってしまったので、その分ちゃぶ台の高さの棚を切り落とす羽目になった。
それにしてもこの写真を撮るために回りの物をどかすのは非常に大変であった。というか、これだけの大きさの物を置こうとすると回りの物をどかさないといけないのだよな。
棚を作るのも結構大変だが、部屋の整理もそれ以上に大変であった。
で、再び配置してモニターとキーボードを置いてみたところ、どこで計り間違えたのかまだ50mmほど出っぱっている。
ここで50mm切り落とすということは、一番下の板も切り落とさないとちゃぶ台の足が干渉してしまうということである。
急遽縁側(らしき場所)に引っ張り出し、秘密兵器のジグソーで切り落とす。
平行カット用の定規をつけているにもかかわらず、なぜかまっすぐ切る事ができない。
刃がたわむんだよなぁ。
まぁ、ジグソー自体曲線切り用の工具なので、しかたないといえばしかたがない。
どうにもしかたがないのでしかたなく普通ののこぎりを使ってひじを側板にぶつけながら切り落とし、かんなで仕上げる。
で、まじめな人はこのあとでちゃんと塗装をするらしいのだが、私は木の雰囲気を大事にするためにあえて塗装は行なわない。けして面倒だとか塗るのが下手だからとかそういう理由ではないということにしておく。
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さあ、これで完成である。
もうすっかり陽も暮れてしまったが、棚にがらくた物を入れてみるとなんかそれっぽく見えて大変よい感じである。
しかし、15mm厚のパイン集成材だとちょっと重いものを乗せると棚板がたわむのがわかる。
上の棚に本をたくさん入れるようになったら補強を入れる必要があるかもしれない。
やっぱり20mm厚くらいの板で作るのがよさそうである。
さらにこの材質、思った以上に柔らかく、ちょっと角をぶつけるとすぐにへこむのである。
表面にニスくらい塗ってあげたほうがよかったのかもしれない。
噂によると、湿度の変化でゆがんでくるらしいので、その防止目的としてもニスは塗ったほうがいいらしい。
ま、過ぎたことをうだうだ言ってもしかたがないのでやっぱりこれで完成。
本棚といいつつ本よりもCD類が大半を占めているところが本来の目的に沿っていてとてもよろしい。
この写真を見るときれいに整理されたようにみえるが、実はまだこの回りにいろんなものが転がっているのである。
おかしい、この棚にすべて入るはずではなかったのか?。
これを見て本棚を作ろうと思いたった人、悪いことは言わないから正統派のやり方を踏襲することを奨める。
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