靴の話

 普段履いている靴は安物である。
 それでも底の固い靴を履くとかかとが痛くなるので靴底にクッションが入っているジョギングシューズなぞを履いている。

 しかし、趣味のバイク用となると話は別である。1足3万円以上もするものを買うのである。
 それも街乗り用とツーリング用の2足を持っている。なんとも贅沢な話である。
 高いだけのことはあり、履いていて安心である。

 この靴を買ったのは上野のバイク街の外れにある「Boots&Boots」というお店。
 いつ行ってもお客がいないし、おやじはうたた寝をしているのでちょっと不安であるが、表通りに店を移転したところをみると通信販売などでそこそこ儲かっているいるのかもしれない。
 しかしながら物はなかなか良い。靴の補修、靴底の張りかえなどもやってくれるのは非常にありがたい。

 新しい靴を探しに行ったときに割と気に入ったモデルを見つけた。
 ただ、金具が金属のやつで使いにくそうな所が気に入らない。さらに私に合うサイズは在庫がないとのこと。せっかく今から作るのならと、だめもとで交渉。

 「この金具、プラスチックのワンタッチバックルにしてもらえません?」

 あっさりとOK。追加料金2,000円。
 セミオーダーとしては安いものである。これで世界に一つしかない非ノーマルな、私だけの靴のできあがりである。

 調子に乗った私はツーリング用のブーツにも細工をしてもらうことにした。
 バイクに乗っている人ならわかるだろうが、左足の甲のシフトペダルの当たるところ、あそこが痛いのである。私の乗っているバイクはホンダじゃないのでシフトペダルの動きが渋いのだ。
 もともとここにはあて革がしてあるのだが、さらにもう一枚、中にしこんでもらった。
 シフトの当たりも痛くなくなり、快適である。


 ただ、今度買おうと狙っている靴はかなりできがよく、注文のつけようがないのが問題である。
 とか言っているうちに買ってきてしまった(03/12)。汚れる前に写真を取っておく(笑)。
 見た目はごつそうだけど、履いた感じはかなりソフトでいい。

 古い靴は当然補修&ソール貼り替えをしてもらい、これからも使うつもり。

 

 そうそう、スキーのブーツも買ってきてそのまま使ったためしがない
 買うときには足に合っているものを買ったつもりなのだが、他のブーツと比べると足に合っているというレベルらしい。
 買うときにフィッティングパーツをおまけにつけてもらい、試行錯誤で足にあわせるのである。正しいやり方かどうかは怪しいものであるが、自分でやることにより納得はできるのでよしとする。
 これで他の人の足には合わない自分だけのブーツのできあがりである。
 

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