今まで手を加えて頑張って使ってきたぺんちくんをとうとうアップグレードした。とか言いつつドライブ以外はすべて交換になった。事の始まりはゴールデンウィーク。本来であれば大連休にしてツーリングにでも行く予定が、仕事の関係で5月の1、2日は出勤に。場合によっては後半も休日出勤の可能性があった。結果的には後半は休日出勤をする必要がなくなったのだが、特に予定もない。せっかくなのでぺんちくんをアップグレードして、今時のスペックにしてみようと思いたった。
ケースは店頭価格7,800円のもの。5インチベイが4つ、3.5インチベイが2つ、HDD用のシャドウベイが2つ、実はもう一つ、シャドウベイの下にHDDをぶらさげて取り付けられそうな場所もついている。電源は250W。マザーボードASUSのCUBX。15,700円。「新しいモデルだけど、問題はない?」と聞くと「ASUSだから大丈夫だよ」との答え。今まで使っていたT2P4がかなりいいマザーだったので安心して購入。チップセットが440BXという既に過去のものとなりつつあるものだから、そういう意味でも問題は少ないと判断。さらにチップセットではサポートされていないDMA66も独自にサポートされているので、IDE系統だけで8台のドライブがつなげる事も可能らしい。
ビデオカードはLeadtek社のWinfast GeForce256DDR。23,980円。本当はカノープスのやつが欲しかったのだけど、店頭で値段を見てついひるんでしまい、1万円位のRIVA TNT2のバルクにしようと思ってショップをうろついたのだけど、さすがに連休中盤ともなると安いバルクは結構品切れ。で、同じGeForce256DDRの中でも結構安めのやつを選んだ。
CPUはPentium3 600EB。23,500円。Cuppermineとかいうやつだっけ。以前はCPUもバルクを買っていたのだけど、CPUファンを買うことを考えると箱入りリテールパッケージのほうがお得。
サウンドカードはどの店でも安く売っているXwave-5000。2,000円ちょっと。ヤマハの音源のものを使ってみたかったのだな。結局あとでクリエィティブのBIVRA128と交換になったのだけど。こっちは2,680円。
写真には写っていないがメモリはPC133対応の128MB。11,400円。
価格は記憶によるものなのでちょっとあやふや。
なぜか店員さんと仲よくなってしまった店なので、ほんのちょっとだけ安くしてくれた。一番安いところを探して買えばもっと安く買えるのだけど、店員さんの情報料とかトラブルがあったときのサービス料という意味でこの店で買っているようなもの。
それに、最近の店はすべてバーコードで価格を読みとっているので、値切って買うなんてことはできなくなっている。こういう店員の裁量で値段を都合できる店は大事にしたい。
ちなみに石丸電気も交渉しだいで値引きしてくれるというのは意外と知られていないかも。今でもできるのかな?。ドライブ類はそのまま引きついだので買っていない。
これで最初のぺんちくんから使っているパーツはフロッピードライブと4倍速のCD-ROMだけとなった。
まず、ケースにマザーボードをあて、マザーボードの穴位置に合わせてスタッドを立てる。本来はスタッドなのだが、このケースは板金を折り曲げたものをケースの穴にはめこむだけなので楽である。
写真の左上と手前にある穴、こんな穴があちこちにあいているので必要な場所に中央のように金具をはめこむだけ。
昔々、ケースにスタッドをねじ止めしようとしてねじをなめてしまったのがなつかしい。マザーボードをケースに固定する際、すべてのねじを絶縁するとか、一ヶ所のみケースに接続するとか、いろんな流派があるが、私は最近そういうことを気にしなくなっている。基板の構造を見ると、ファイバーワッシャー程度ではちゃんと絶縁できないのは明白。パワートランジスタ取り付け用の絶縁ブッシュを使う必要がある。でも、そんなのは面倒なので全部そのままねじ止めしている。
次にマザーボードにCPUを取り付ける。
ケースにマザーボードを取り付ける前のほうがCPUは取り付けやすい。
左がCPUのパッケージの中身。CPUは基板にピンがはえていて、申し訳程度にチップ部品が乗っている程度に見える。そりゃ最新の技術で作っているのだろうけど、最初に買ったPentium/90のセラミックパッケージに金色の塗装に比べるととっても貧弱。なんかCPUよりもファンのほうが立派にみえる。右側の写真はCPUの裏側、ピンの生えているほう。
そういえば、次に買ったMMXのPentiumも基板にピンがはえたような形だったけど、まだ基板が丈夫そうで、CPU自体も金属で覆われていた。価格競争の影響か、CPUもだんだん安普請になってきているのだろうなぁ。ま、90MHzが7万円もした頃に比べればいい時代になったものだけど。
で、ケースにマザーボードを取り付けてみる。
ケースから来ているリセットとかスピーカーとかLEDとかのコードをつなげ、電源コードもさしこむ。
ここで一旦電源を入れてみる。「ピー・ピー・・・」と言う音がスピーカーから出る。これば「メモリがない」という合図。CPUがちゃんと動いている証拠でもある。次にメモリをさして電源を入れる。今度は「ピー・ピ・ピ・ピ」と鳴く。これは「ビデオカードがない」という合図。
よしよし、順調だ。
次にビデオカードを取り付けて起動する。今度は「ピッ」という音のみ。これはマザーボード自体は正常に起動しているという意味。一安心である。マザーボードによってはこの時点で電源が入らなかったり(電源の規格が初期のATX規格で待機中のマザーボードに充分な電圧が供給できないことがある。そもそも待機時の電流の規格が700mA?なんてのは多すぎると思うぞ。せめてあと1桁小さい値じゃないとパワーセーブなんて言えないぞ。誰が作った規格なんだか)、メモリを認識しなかったりするものがある。
メモリに関しては、スロットを変えることで認識し、一旦認識するとどのスロットにさしても大丈夫、なんて変なマザーボードーもみたことがある。
次にフロッピーだけをつなげて起動してみる。これは基本であろう。普段でもなにかトラブルがあった場合のために起動可能なフロッピーを2枚常備してある。大事なフロッピーは必要なときに読めなくなるというマーフィーの法則が適用される物質なので、念入れて複数枚作っておくのが肝要。
一応すべてのドライブはケースに取り付けておき、フロッピードライブだけに電源とインターフェースのケーブルをにつなげることとする。
ここで問題発生。フロッピードライブを一番上のベイに持っていったのでマザーボード付属のケーブルでは長さが足りない。
でも、いつの間にやらケーブルというのは増殖している物なので、使わないでとってあったケーブルを使ってみたところ、ぴったり。よかったよかった。これで安心して起動できる。そうそう、MOを取り付ける際、このMOのねじ穴はケースの取り付け穴と合わずにいつも苦労する。いつもはケースに穴を空けているのだが、今回はMOのシャーシのねじもばかになっていることだし、ケースに合わせてMOのシャーシに穴を空け、タップを切りなおした。
ところがフロッピーにアクセスに行くのだが起動しない。心当たりはある。
このフロッピードライブはスイッチで切り替える方式の3モードドライブ。今まではケースのクロック切り替え用のスイッチで1.44MBと1.25MBを切り替えていたのだが、今時のケースにはこんな余計なスイッチはついていない。で、ドライブの端子をオープンのまま取り付けていたのだ。1.44MBにするにはオープンなのかショートなのかを確認してから取り付けるつもりがつい忘れてしまっていた。
古いケースのスイッチの動作をテスターで調べてみると、ショートすることで1.44MBになることが判明。コネクタにジャンパーピンをさして解決。
個人で1.25MBを使うことはまずないのでこれでよし。会社では時々PC-9801で作ったデータを見ることもあるのだけど、会社には3モードのドライブを積んだPCがあるし、個人のデータはすべてMOにコピーしてあるので全く問題なし。
そういえば「カスケード」というウィルスの入ったフロッピーがあるのだけど、これは5インチ。古典的なウィルスなのでなんとか保存しておきたいのだけど、さすがに今時5インチのドライブはないかも。
さて、フロッピーでの起動も確認できたのでドライブ類をすべて接続する。
この時、PLEXTERのCD-RWを一番下の5インチベイに取り付けると、CUBXの右上にある電解コンデンサーに当たってしまうことが判明。ASUSにしてはめずらしく基板の隅のほうに背の高い部品を置いてある。しかたがないのでこのドライブは一つ上のベイに移動。写真を見るとわかるのだが、ほんの1〜2cmの差だ。危ないところだった。ま、いざとなればコンデンサを引っこ抜いて寝かせてつけるという手もあるのだけど、できることならマザーボードの改造は避けたい。ドライブのインターフェースの種類が、FDD用、SCSI、IDEと3種類あるので、ドライブの配置をインターフェース毎にまとめておかないとケーブルの引き回しが大変なことになる。
そこで、フロッピーを一番上、次にSCSI、一番下がIDEと配置している。幸いなことにCD系とMOはすべてSCSIなのできれいにまとまる。これでIDEのCD-ROMとかがあると大変なことになっているはずである。古いものは大事にするべきである。これだけたくさんのドライブを積むと、電源の引き回しも大変である。
通常は分岐コネクターを買ってきて、分岐につぐ分岐となるのだが、この写真を見てほしい。実にすっきりとまとまっているではないか。
そう、電源ケーブルが数珠繋ぎになっているスペシャル物なのだ。秋葉原で部品を買ってきて自分で作ったやつ。ついでにSCSIケーブルも会社でいらなくなったケーブルからはずしたコネクタ(一応山一のやつ)とすだれのフラットケーブルで作った一品物。SCSIのドライブをフル(7台)に繋げられるだけのコネクタをつけてある。それにすだれなので取り回しもやりやすい。最近の高速転送のインターフェースに使うと問題ありかもしれないけど、私のSCSIはすっかり低速デバイス用になっているので問題ないようだ。
さて、今度はハードディスクから本格的に起動させてみる。これも問題なく起動した。しかしながらデバイスマネージャのUltraDMAコントローラに!マークがついている。ドライバを入れなおした直後は正常なのだが、再起動するとやっぱり!マークがつく。
IDEのコネクタにさしていたケーブルをUltraDMAのコネクタにさすと、起動途中で止まってしまう。いろいろ試してみた結果、サウンドカードをさすと!マークがつくようだ。ショップに相談したところ、サウンドカードを交換しましょうということに。
通常相性の問題で使えなかった部品というのはショップでは交換等に応じてくれないのだが、「いつもいろいろと買ってもらってますから」ということで差額を払うことで交換してくれた。さらに「足代です」とオーディオケーブルまでつけてくれた。
実のところ、秋葉に行くと一応この店を覗いてはいるのだが、そんなに買ってはいないのだけどね。ま、それでもHDDとか当時10万円近くしたMOドライブとか買ってはいたけど。さて、無事!マークも消えたしこれで大丈夫と再びUltraDMA側につなげて再起動をしてみる。
やはりだめである。途中で止まる。止まるタイミングは、おそらくHDDの制御をBIOSからWindowsのドライバに移したと思われるのちにSCSIにアクセスに行った瞬間。
今度はカードの位置を変えてみることにする。一番怪しいのはSCSIだろう。
SCSIカードの場所を変えてみる。一番上のPCIスロットに入れるとちゃんと起動する。ただし、ここはビデオカードのヒートシンクが近いので風通しをよくするために他のカードをさしたくない。
2番目のスロットは今までさしていたところで使えないことはわかっている。
3番目のスロットはSCSIカードを他のメーカーのものと勘違いして違うドライバを組み込んでハング。
4番目、5番目は問題なく使えた。結局1番目は空けて2番目にサウンド、3番目は空けて4番目にLANカード、そして5番目にSCSIという配置に落ちついた。
先程の写真とほぼ同じ、間違い探しのような写真だが、SCSIカードの位置が変わっているのがわかると思う。(この写真ではSCSIが4番目に刺さっているが)
あとで3番目のスロットの口には付属のUSBポートをつけておいた。(この写真には写っていない)このマザーボードはオンボードで2つ、付属で3つの合計5つのUSBポートがつくのである。もちろんUSB機器は持っていない(笑)。あとからNIFTYで情報を拾ってみたところ、このCUBXのUltraDMAのコントローラーはPCIの2番目のスロットと干渉を起こす可能性が高いらしく、事実上2番目のスロットは使えないということらしい。最初にこの情報を入手していれば5連休のうち3日も秋葉原に通うことにはならなかったのに。それにしてもPnPとは程遠いマザーボードである。
さて、組み上がりはこんな感じである。
上からフロッピードライブ、4倍速キャディ式CD-ROMドライブ、CD-RW、40倍速CD-ROM、MOとなっている。ベイが空いているので持っているCD-ROMドライブすべてを取り付けてみた。4倍速のは非常に静かなので、CD-ROMにMP3ファイルを焼いておき、音楽再生に使うとなかなかによろしい。一番下の3.5インチベイがぽっかりと空いているが、これはHDDの温度を少しでも下げようと空気を取り入れるためである。後日、右の写真のように穴空きパネルを作ってはめこんでおいた。
中央の写真だが、電源のファンは今のところ外付けにはなっていない(笑)。ただし、ファンのガードとなっているスリットはすべてむしりとってある。(写真はむしりとる前)
このスリットのおかげで空気の流れる面積の半分を塞いでいるうえに、風切り音がするのである。不用意なけがの防止として、製品を作るほうとしては必要なのだろうが、使う側の責任ということで取り払った。ビデオカードの下のスロットも口を空けている。
これはせっかくのヒートシンク&ファン付きのビデオカードなので、その冷却効率をあげるために外部の空気を取りこめるようにしているのである。
背面にケースのファンを取り付けられるようになっているが、この穴を塞いで前面HDDの辺りに吸気口を設ければより完璧と思える。
冷やしたい物の下付近に吸気口を設け、暖まった空気が上に行き、電源のファンから排出されるというのが理想であろう。
さてもう一つの工夫。
これはいかに静かにするかというものである。
CPUが高速になれば当然温度を下げるためにファンを回す必要がある。しかし、音を静かにするにはファンの回転を下げる必要がある。これはどちらを取るかという点でかなり悩むものである。
しかし、必要があって出てしまう音なら、その音を少しでも少なくすることを考えればよい。
そう、吸音材を貼るのである。では、その吸音材はどうやって入手するのか。なんのことはない、すきまテープを使うのである。それも一番安いスポンジがすかすかのやつ。スポンジの密度が高い高級品よりもすかすかの安物のほうがこの目的には適していると思える。
さらに、マザーボードやビデオカードを買ってきたときに箱に入っているスポンジもなかなか使えるようだ。左の写真はビデオカードに入っていたスポンジである。表面がでこぼこになっており、いかにも音を吸収してくれそうな上に、サイズもケースの横板にぴったりと来ている。右側のはすきまテープ。マザーボードを固定している板金や、ケースのフレームに干渉しないようにそれらを避けながら適当に貼りつける。
サイドパネル上部にも吸気用の穴が空いているが、これは塞いでもかまわないと判断。しかし、下のほうの穴は塞がないようにする。しつこいようだが、空気は暖まると上に行くのである。上の方だけ空気を循環させても意味がない。下から冷たい空気を取りいれ、上から排気するのである。
また、テープを貼る際に空気の通路というのを考えておいたほうがよい。
右の板ではマザーボードを固定している板金とこの板の間を隙間テープがふさぐことになるのだが、その隙間の空気の流れはなくなることとなる。代わりにマザーボードとそれを固定している板金の間を空気が流れることとなり、かえってマザーボード自体は冷えやすくなっているはずである。空気の流れというものをイメージすることが大切である。自然の摂理というやつだ。
ついでにケース内部の板金表面にもすきまテープを貼っておく。実のところ「こんなのはたいして効果はなく、やったという気持ちの問題なのである」という文章を既に頭の中に作りつつ作業をしたのだが、思った以上に効果は大きいので自画自賛している次第。
どのくらい効果があったかというと、ファンの「ぶぉ〜〜〜」という音が「ふぉ〜〜〜」に変わり、HDDのアクセス音の「ごろごろ」が「ころころ」に変わったのである。
残念なことに、HDDの回転音の「ひゅ〜〜ん」という音を消すには前面に吸音材を貼る必要があるのだが、手の届く所にしか貼っていないために、ここには貼っていない。それに、吸気用の穴があるために、どうしてもここから音がもれることとなる。この辺はまだ工夫の余地がある。
それでも思ったよりは静かになっているのでそこそこ満足している。これは結構お勧めの改造だと思う。おそらくこの手の改造をしている人はほとんどいないであろう。
電気的な知識もいらず、金属加工も必要としない、外観も変えることがない、誰でも手軽にできて、それでこの効果である。
今回作ったマシンの名前はPeintium3を使っていることから ぺんちさん という名前にしようと思ったが、やはりここは今までの愛称を引き継いで ぺんちくん と呼ぶことにする。
今までの ぺんちくん と区別が必要な場合には 旧ぺんちくん、にゅ〜ぺんちくん と使い分けることにする。そんな必要があるかないかは気にしてはいけない。そういえば今回は万力様の出番はなかったような気がする。
この癖のあるマザーボードがちゃんと動いているのも、きっと万力様のおかげであろう。
あみちゃんのLANの反応が妙に遅くなってしまい、修復できなかったのであみちゃんのLANカードを買いなおすことにした。
今買うのならやっぱり100BASEになる。
それならぺんちくんも100BASEにしようということで、こっちも変更した。
今まであみちゃんのモデムのほうが高速だったため、あみちゃんをプロキシサーバーにしてモデムを共有していたが、なにかと面倒なため、ぺんちくんにモデムを新調してあげることにした。
NTTはなぜかプッシュ回線にすると料金が高くなるので、うちはいまだにパルス回線。
ほとんどが電子交換機になっているのだから、統一料金にしてみんなプッシュ回線にしててしまえばいいのに。
そんなことよりISDN化で儲けるほうが大事なんだろうなぁ。
距離で電話料金が変わるというのもなんか納得が行かない。
これが郵便なら納得は行くのだが。
と、いう話は置いといて、パルス回線での動作が保証されていて、ソフトウェアモデムじゃないものとなるとちょっと高くなる。
メルコのものがちゃんと使えるのはわかっているのだが、どうもこの会社は昔いい思い出がないので、あえて100円高い別の会社のものにした。
表の中のカッコ内は、モデムICのメーカー、型番。ちゃんと使えるし、付属CDの中には親切にATコマンドのリファレンスが入っている。
今時ATコマンドの説明が入っているものはそうそうないので、これはありがたい。
けど、ちょっと嘘が書いてあるぞ(笑)
って、今時の人はATコマンドを自分でたたいたりしないのだろうけど、私はNIFTYの巡回に汎用通信ソフト(EmTerm)と自作マクロを使い、ダイヤル動作もマクロでATコマンドをたたいているので、こういうのはありがたいのである。
TAPIみたいな何をやっているのかがはっきり見えない(というか、ログを見ると変なことをしている)のはいやなのだ。
ただ、接続時の音が今までのモデムに比べるとなんか変なんだよね。本当は、外づけのモデムの方が対ノイズ環境がいいのとLEDやLCDなどで動作が見えるし、いざという時には手動で強制切断(電源を落とす(笑))ができて安心なのでこっちにしたかったんだけど、値段が一気に倍以上する。
内蔵モデムでもちゃんと動くことがわかっているので今回は妥協した。これで6本あるPCIスロットのうち4本が埋まったことになる。
ドライブも満載だし、電源は大丈夫なのだろうか。
CPUやメモリーを133MHz対応で組んだというのに、いつまでも100MHzまでしかサポートしていない440BXのマザーボードを使うのもなんなので、思い切ってマザーボードを交換した。
何しろFSBを120MHzより高くすると、ヘビーな3Dベンチマークが動かないのである。
こんどのはEPoXのEP-3SPA3というやつ。15,200円。
チップセットはi815EPという、i815からビデオ機能を省いたやつ。
サウンドがオンボードだが、そういうのは使わないことにする。
ちゃんとAGPも×4だし、あたりまえだけどFSBを133MHzにしても問題なく動く。
DMA100も装備しているし、BIOSの出すエラーメッセージが、従来のビープ音ではなく、音声なのが親切ということらしいが、英語なので結局よくわからない(笑)。
セットアップ自体はCUBXのCMD(DMA66)のドライバとASUSのユーティリティを削除し、ビデオをVGAにしてからマザーボードを交換し、要求するドライバをWin98のCDからインストールし、最後にマザーボード付属のCDにてチップセットのドライバを入れてやるだけで問題なく入れ替え完了となった。FSBは1MHz刻みで変更可能だが、170MHzにするとちょっと不安定。
つきつめた訳ではないが、おそらく165MHzあたりが限界と思えるので、160MHzくらいで使うのが無難だろう。
ついでに去年壊れたビデオカードも新調した。
買ってきたのは壊れたのと同じWinFast GeForce256DDR。12,600円。悲しいくらい安くなったものである。
リビジョンが上がっており、全体的なスペックはややよくなっているが、DirectDrawの値が1割ほど落ちている。
さすがにHDDが手狭になってきたので、思い切って増設することに。
今時2GBのHDDを2つつけていてもあまり御利益がなさそうなので、これらはさらに貧弱な会社のPCにつけてあげる。
これで会社のPCのHDD容量は3割増しである。
新しいHDDは静かだと評判のSeagateのBarracudaIVの40GB。
今時40GBという気もしないではないが、とりあえずこれで充分。
30GBと10GBにパーティションを切り、今までの10GBとあわせて30GB+10GB+10GBという構成。
私の使い方だと、30GBあれば常用OSに加えて遊びようのOSも入れることができる。
インストール作業中に気付いたのだが、うちのマシン、CD-ROMからもブートできるのである。
SCSIのCD-ROMドライブなのでできないと思っていたのでちょっとラッキー。
今まで使っていた電源は、ケース付属のやつ。
ファンだけはサーミスタ付きの温度で回転数が変わるやつに替えたが、サーミスタの温度設定範囲が実状と合わないので半固定抵抗を用いて手動で回転数を変えていた。
が、ファンの音が結構うるさいので静かなファンに変えようと考えていた。
ところが、最近の電源はもともと音が静かな設計のものが増えてきており、中にはおそらく力率改善回路と思えるものを組み込んだのも出ている。
今まで使っていた電源は、250WながらHDD3台、CD2台、CD-RW1台、MO1台、FDD1台を繋げても何の問題もなく動いていた結構根性のあるやつ。
欠点はファンがややうるさかったことと、取り付けネジのタップが一ヶ所なめてしまったことくらいで、特に問題はなかったのだが、一度くらいはちゃんとした電源も使ってみようということで買ってきたわけである。
そんなわけで、買ってきたのがTORICAの(東海理化販売)のSuperSeiシリーズの320Wのもの。
今時の電気馬鹿食いのCPUにも対応しているし、その手のマザーボード用のコネクタもついている。
力率改善回路らしきものも入っているし、ノイズも少ないらしい。
さらに、ファンの音もかなり静かということである。
それに、各種保護回路もついている。(というか、電源なら普通はついているべきなのだが、さすがにケース付属のものにはついているような気がしない)
組み付けてみたところ、なんだかやたらとコネクタが多い。
それでなくとも私のケースの中には自作の分岐コネクタが多くのドライブに電源を供給しているのに。
電源を入れてみると、確かに静かである。
電源ファンの音はほとんど聞こえないといってもいいだろう。
HDDの回転音しか聞こえない。
と思ったら、PC内部の温度が上がるにつれてファンの回転も速くなってくるのでそれなりにファンの音も聞こえる。
けど、今までの「いかにもファンが回ってます」的な音ではなく、「すみません、ファンを回させていただいております」という感じの音で、HDDの回転音に比べるとそんなに大きいというわけではない。
メーカーのサイトによると、最大負荷時で33dBという事なので、静かな環境だと気になるが、ざわついた環境ならほとんど気付かない程度というくらいか。
ファンからはかなり暖かい風が排気されているが、室温が30度を越えている部屋なのでこんなものだろう。
まぁ、どう考えてもケースより高い電源なので、ケース付属のものよりも性能的に劣るとは思えない。
今度はHDDの回転音が気になってしまうのはどうしたものだろうか(笑)。
ある日、起動したときに「新しいハードウェアが見つかりました」とか言う。
ハードウェアを追加した記憶はないのだが、メッセージを見るとSCSIカードを発見したと喜んでいる。
しかたがないのでそのままドライバの組み込みを行なったが、エラーが出て組み込めない。
新しいSCSIカードを買ってきて組み込みを試みたが、やはりエラーが出てドライバを組み込むことができない。
こういうときの常套手段として、拡張カードを可能な限りはずして場所を替えて差しなおしてみるのである。
SCSIカードを一つ下のスロットに差してみたら、ちゃんと起動する。
次にネットワークカードを差し込むと、ドライバの組み込みで、あるはずのファイルが無いと言いはって組み込めない。
使うスロットを変えるとドライバを要求してくるってのは変だよなぁと思いつつも、それでも読みこめないのはしかたが無い。これだからWindowsは困ったちゃん。
しかたないのでネットワークカードはもとのスロットに。
物は試しでSCSIカードも元のスロットに入れてみたら、あっさり起動。
サウンドカードを入れたらこれも問題なく起動。
結局元に戻って問題なく起動するようになった。
いったいなんだったんだろうか。
ぺんちくんはスイッチつきのテーブルタップから電源を取っていて、このスイッチを入れると起動するようにBIOSを設定してある。
ところが、この頃から本体の電源スイッチを押さないと起動しなくなってしまった。
起動時にエラーメッセージ(音声)が出るのだが、英語なので何を言っているのかわからない。
CMOSクリアも試した、BIOSの上書きもしてみた。SCSIカードの場所も変えてみた。
何をやってもだめ。
設定が反映されていない気がする。
・・・、ということは、バックアップの電池が弱っている?。
電池は半田づけではなく簡単にはずせるようになっている。
電圧を計ると0.9V。この電池は3Vのはずなのだが。
電池はCR2032。こんなのふつー持ってないぞ。
けどなぜか持っているのがこの世の不思議。
ということで、電池を交換したらすっかりもと通り(笑)。
上の電池交換の際に新しいSCSIカードを買ってきたが、ドライバの組み込みができずに結局古いSCSIカードをそのまま使っていた。
ところが、キャディ式の4倍速CDは何回かリトライしたあげくにどうにか読める、10倍速のCDはCDが読めなかったりすると取りはずし処理をしないでハードウェアを取りはずしたときのメッセージを出してマイコンピュータから姿を消してしまう、CD-RWは起動時にはマイコンピュータには存在せず、ハードウェアウィザードを走らせると現われるという不思議な状態となっていた。
SCSIカードが組み込めないことからWindows自体が妙な状態になっているに違いない。
ということで恒例不定期的Windows再インストールのついでにSCSIカードを交換することに。
おそらく今までのカードも使えるのだろうけど、せっかく買ったカードを使わずに眠らせておくのもなんだし。
なのだが、このRATOCのREX-PCI30LというSCSIカード、ロープロファイルの上にコネクタをさす向きが基板に対して直角方向のため、カードをさす前にコネクタを接続しておかないといけない。というか、さしたコネクタが隣の基板に当たりそうなんだが。
そんなわけで、コネクタを基板の平面方向にさすタイプのに交換することに。
もちろん会社にある半田吸いとり機を使い、残業時間を活用しての作業である。残業が少ないと文句を言われるので意味もなく会社にいるのだからちょうどいい作業である(笑)。
SCSIコネクタの片側一列はGNDのために半田がうまく吸いとれない。
しかたがないので半田を溶かしつつラジオペンチでコネクタのピンを抜くという荒業を使う。
ピンさえ抜けてしまえば裏から半田ごてを当てつつ表から半田を吸いとるということができるのだ。もちろん基板は小万力様のお力で固定してもらう。
パターンを一ヶ所はがしてしまったが、スルーホールを抜いてしまったわけではないのでとりあえず問題なし。というか、GNDの一本くらい無くても動くだう、多分。
再インストール時にちゃんとSCSIカードを認識し、Windows付属のドライバを組み込んだのであとからメーカー製のドライバにいれなおす。
当然といえば当然なのだが、CD-ROMはすべて普通に使えるようになった。
前回の電源交換から2年と8ヶ月、ぺんちくんを使っていると勝手に電源が切れるようになってしまった。おかしい、ぺんちくんはS○NY製ではないのだが。
電源が落ちたときは内蔵のドライブ類もすべて止まってしまうこと、しばらくしてから電源を入れると起動してまたしばらく使えるのでCPUとかメモリーとかマザーボードとかではなく、電源だろうと当たりをつける。
TORICAのをつける前に使っていたケース付属電源を引っ張り出してきて接続するとちゃんと使えるではないか。
ということで、ネットで値段と評判を調べて買ってきたのがEVER GREENのSILENT KING-3 LW-6350H-3というやつ。
売れ筋は400Wのやつらしいが、ケース付属の電源は250Wだったのだし、どうせPentiumIIIの600MHzマシンなので問題ないだろうということでコストパフォーマンスが圧倒的にいい350Wのものに。
最近のはやりなのか、背面ファンではなくてユニットの底面に大きいファンがついているレイアウト。ファンが大きければ回転数を押さえることができるので静かになるわけだ。
取り付けてみたところ、確かに電源の音は静かだが、ドライブ山積みのぺんちくんではドライブの音のほうがうるさい。
それ以上にCPUとビデオカードのファンがうるさい。
なんとかならんものか。
パーツ メーカー 型番等 ケース ? 525K-250W23 電源 EVER GREEN SILENT KING-3 LW-6350H-3 CPU Intel Pentium3 600EB マザーボード EPoX EP-3SPA3 メモリー ? PC133対応 128MB SDRAM ビデオカード Leadtek Winfast GeForce256DDR サウンドカード Creative Vibra128 SCSIカード Adaptec
RATOCAHA2940UW (X'talOSCを40MHzから50MHzに交換)
REX-PCI30Lコネクタをライトアングルに交換LANカード1 PCI FNW-9702T (100/10BASE) LANカード2PCIENW-3502T (10BASE)FDD ? ??? HDD1 Seagate ST340016A BarracudaIV (40.0GB) HDD2 WesternDigital WD800 (80GB) HDD3 IBM DJSA-220 (20GB TPS30からはずしたもの) HDD4 東芝 MK1620GAP CD-RW PLEXTOR PX-W8220T (Write8倍、R/W2倍、Read20倍 SCSI) CD-ROM1 SONY CDU-415 (12倍速 SCSI) CD-ROM2 TOSHIBA XM-3501TA (4倍速キャディ式 SCSI) MO FUJITSU M2513A (640MB SCSI) MODEM RATOC(PCtel.inc)REX-PCI56(HSP56 MicroModem)ADSLにしたため取りはずし