2000年の1月に横浜に降った雪の写真。
 そんなに頻繁に見られる景色ではないと思う。



 アパートの前の駐車場。
 夜になり、雪の降りが激しくなってきて雪が積もりはじめてきたところを撮ってみた。
 暗い中、三脚も無しで寒さに震えながら撮ったため、手ぶれにピンぼけで写真としては質が悪いが、街灯の光にぼんやりと浮かびあがった雪のやわらかさ、しんしんと降る雪の静かさみたいなのが感じられ、わりと気に入っている。




 すっかり雪がやんで晴れとなった翌日、ちょっと高いところに上がって街を見おろしたもの。
 空の明るさが雪国のそれとは違い、青空が覗いている。
 屋根の上の雪も薄く積もっており、重さがそれほど感じられない。
 また、雪国の風景であれば、一面真っ白で雪以外の色はほとんど見えないのだが、さすがにこの辺に降った雪では雪以外の色のほうが多い。

 新潟から電車に乗り、県境のトンネルを越えて群馬県の景色が目に入ってくると、乗客はうっすらと積もった雪が太陽の光を強調するその景色に、思わず「おお〜〜〜」とため息をもらす、そんな風景に似ている。
 ただし、家の密集度はこちらのほうが高く、あまりのどかさを感じない。
 ほんのちょっとだけ、ふるさとというものを感じさせてくれるので、関東に降る雪はけっこう好きである。

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