ThinkPad S30
昨年(2,001年)の11月にIBMのThinkpad S30(以下TPS30)を購入した。
型番は2639-42Jで、IBMのホームページで見ると法人モデルとなっている。
しかし、割と普通に流通しているようである。
このモデルは大きく分けて、OSがWindowsMe(以下Me)かWindows2000(以下2000)か、LANがワイヤレスかどうかという4種類がある。
Meモデルは法人向けではないのでつるつるブラックもラインアップされているが、持ち運びを前提にしたノートパソコンに傷の心配をするのは趣味じゃない。
で、私の買ったのは2000で有線LANのやつ。
今まで使っていたあみちゃん(MMX/166)にそれほど不満があるわけではないのだが、MSがWindowsXP(以下XP)を発売してからプリインストールモデルがXPに替っていく傾向となり、このXPというやつは使うためにMSにおうかがいをたてないといけないというしろものなので、そんなややこしくて怪しいOSに置き替る前に2000モデルを買っておこうと思ったのである。
インターネットで価格の変動をチェックし、一番安い店から通販で買った。
インターネットでの通販だが、2店程オプションのFDDを扱っているかとの質問のメールを出したが返事がなかった。
ひょっとすると質問の仕方が悪かったのかもしれないが、それにしてもなんの返事もないということは信用ができないということにつながる。
値段が多少高くとも、ちゃんと返事をくれるところから買うことにする。
幸いにも上記2店はすぐに在庫がなくなったようで価格表示から消えていた。
と同時に私の購入しようとしていた店が値段を下げたので、結果的にその時点で一番安い店となったのはラッキーである。
NT系のOSを使うのは初めてである。
ちなみに法人向けモデルなのでおまけソフトはほとんどついていない。
Tinkpad用のユーティリティとシステム状態を保存するソフト、そんな程度である。
某社のみたいにメニューを開くと画面いっぱいにおまけソフトが並ぶのとは大違いである。
さて、このモデルの特徴は
- コンパクトなB5サイズ
- 1024×768表示の10.4インチ液晶ディスプレイ
- PentiumIII 600MHz(省電力の300MHz動作が可能)
- 標準バッテリーで6時間運用が可能
- キーボードが大きい
- PCカード、CFの2つのスロット
- 頑丈そう
といったところだろうか。
USBも2ポートついている。
箱から出してみると、妙に大きい。
店頭では回りに巨大A4ファイルサイズのノートが並んでいるので小さく感じたが、家で見ると確かにでかい。
それもそのはず、でかいのである。
参考までに本機の寸法と紙の規格寸法を書いておく。
見やすいように、長手方向を横として書いている。
大きさ比較
|
縦[mm] |
横[mm] |
TPS30 |
213 |
257 |
B5 |
182 |
257 |
A4 |
210 |
297 |
いわゆるB5ファイルサイズという卑怯な寸法である。
個人的にはA4ノートパソコンという感じが強い。
同じB5ノートパソコンのあみちゃんと比較するとこんな感じ。
どう見てもコンパクトなB5サイズというには不正直のような気がする。
縦寸法なんかA4より大きいし。
まぁ、バッテリー部分がチルトしてスタンドになると多少寸法は小さくなるけど、大切なのは使用時の寸法じゃなくて運搬時なんだよな。
重さも1.45kgと他社のものよりやや重い。
ま、そんなに頻繁に持ち運ぶわけでもないし、以前3kgもある386のノートパソコンを出張に持っていったことを思えば軽いほうであろう。
いちおう、あみちゃんは1kg強だったけど。
強いて言えば、あみちゃん はLANカードやモデムカードを一緒に持ち運ぶ必要があったけど、TPS30はそれらが内蔵のためケーブルだけ持っていけばいいので、トータル重量としてやっぱりTPS30のほうが重いじゃないかぁ。
ちなみに あみちゃん はあの大きさでシリアルとパラレル、ディスプレイのコネクタが本体についている。
電源を入れる前に、メモリーの増設をする。
標準では128MBなので、通常使うぶんにはなんとかなるような気がするが、Win98と違って2000はメモリーの増設効果が大きいため、有無を言わさず128MBを増設して256MBに。
ところが、同梱の書類を見てもどこにもメモリーの増設のやり方が書いていない。
裏ぶたを見ると、いかにも「ここをはずしてくれ」みたいな矢印のあるネジが存在したので、そいつらをはずすことで無事メモリーの増設ができた。
この辺の説明は、OSのセットアップが終わるとHDDに自動的にインストールされるTinkPad Assistaantに書いてあるのだが、このくらいは紙のマニュアルに書いておいてほしいものである。
はっきり言って、付属の取説なんかなんの役にもたたない。
起動前に取説を読むタイプの人はバカを見るといっても過言ではないだろう。
いくら企業向けといっても、いや、企業で使う人はさらに何も知らないおじさんが多いのだろうから、まともな取説くらいはつけてほしいと思う。
ただでさえIBMのノートPCは高いのだから。
さて、OSのセットアップが一通り終わり、環境設定に入る。
まずはHDDのパーティションを切らないといけない。
さすがに1パーティションだと使いにくいのである。
OS等の再インストール時に消えてもいいやつ(もしくは消さざるをえないやつ)はCドライブに、自分の作ったデータやセットアップ作業の不要なユーティリティはDドライブに入れておくことで再インストール時の被害を最小限にし、再インストール後の環境の復旧を素早く行なえるようにするためである。
通常ならばFDISKでパーティションを切って付属CDから再セットアップで済むのだが、TPS30にはこの時点で大きな壁がある。
まず、CDが付属していない、CDドライブ、FDDが付属していない。
この辺は、DOS環境でも使えるPCカード接続のSCSIのCDドライブを持っているし、FDDはUSB接続の純正品を一緒に買ってあるのでたいした問題ではない。
起動用フロッピーも作ってあるし。
しかし、こいつの壁はそんなものじゃないのである。
Disk to Disk(以下D2D)という機能があり、HDDの隠しパーティションに再セットアップ用のファイルが格納されており、起動時にF11キーを押すことでいつでも出荷時状態に戻すことができるのである。
IBMの宣伝文句では急なトラブルの際でも、その場で素早いリカバリー作業が可能となっているけど、出先でスッピン出荷時状態アプリ無しにされても困ると思うのだが。
ま、OSだけインストールしなおすことができないWindowsの宿命だけどね。
すべてのアプリのCDをHDDにコピーしておくのも無茶な話しだしな(笑)。
で、そのD2D領域だが、どうもここから起動できるようにマルチブートに設定されているらしい。
というか、復旧用のディスクを作るとそのディスクがマルチブート環境を作るみたいな気がする。
普通にFDISKをかけてパーティションを切りなおしてD2Dを行なうと、途中でエラーが見つかったとか言ってリカバリーができない。
パーティションをD2D以外を一つだけにすればうまくいく。
再び切りなおしてやるとだめ。
こんなことを繰り返しているうちになぜかできたときがあったが、そのときはDドライブの容量を極端に小さくして試したとき。
結局また同じことを繰り返す。
何回やっても気に入った状態にできない。
しかたがないのでシステムコマンダーを買ってきて、インストール後にパーティションを切ることにする。
さすがにこれはうまくいったが、一回システムコマンダーでD2D領域を見えるようにしてしまうと、二度と隠すことができなくなってしまった。
これも気持ち悪いのでまたまたインストールをやりなおしてパーティションを切りなおして、今度はD2Dを見えるようにしないでシステムコマンダーをアンインストール。
D2D領域が見えたときに、デスクトップのほうにコピーを取っておいたのはいうまでもない。
ちなみにMe以降もしくはタイムスタンプが2000年5月18日以降のFDISKを使えば問題ないらしい。
いちおうMeは持っているが、インストールしてちょっと使ってすぐにアンインストールしたのでFDISKを探しだすのがなんか面倒だったのだ。
結論として、D2Dって不便じゃんということに。
出先で再インストールすることなんかまずないだろうし、ましてやアプリケーションソフトが消えてしまうのではやるだけ無意味。
せめて自分でパーティションの切りなおしができるくらいの融通がきいてくれればまだ使い道もあると思うのだが、個人的にはたとえCDドライブが別売りでもCDで供給してほしかった。
間違ってD2D領域を消してしまう心配もないし。
そんなこんなで思ったより手間をかけてWindowsのセットアップが終了。
ネットワークの設定をして ぺんちくん から必要なユーティリティをコピーして環境整備。
次にCDドライブを繋げてアプリケーション関係をインストール。
特にトラブルもなく使える状態になった。
ディスプレイだが、1,024×768という17インチ程度のCRTで普通に使われている解像度のため、さぞ字が小さくら読みにくいだろうと思ったが、そんな事もなく、意外とちゃんと読める。
それよりも、発色の悪さだろうな、問題は。
なんとなく色が薄いというか、コントラストが低いというか。
普段使うぶんには、一般受けするやたらぎらついた画面よりも疲れにくくていいような気もするが、写真なんかを表示させるとうすっぺらい感じになる。
IBM製品の液晶はよくないという評判をどこかで聞いたが、確かにいいとは言いがたい。
ま、サブマシンということで妥協するところか。
バッテリー運用も6時間ということで、ちょっと持ち歩く程度ならACアダプタはいらないことになるし。
ディスプレイの横に耳がついているが、ここがメッシュ状になっているために最初はスピーカーが入っているのかと思っていた。
ひょっとしてステレオ?、と思ったが、ただの飾りであった。
無線LANモデルではここにアンテナが入るらしいが。
ちなみにスピーカーはキーボードのはるか手前に空いている左右の穴に入っている。
ステレオらしいのだが、キー入力で手を動かすたびにこの穴の位置に手が来るので、音が変化するのがなんだかである。
おもしろい機能として、ディスプレイ中央上部にライトがついていて、キーボードを照らすようになっている。
普段はほとんど必要ない物なのだが、飛行機や車の中などの暗いところでもキーが打てるようにとの配慮だろう。
時々夜中に操作するときでも、部屋の電気をつけずに使えるのはそれなりに便利である。
全体としては落ちついたよくできたマシンなのだが、使っていくにつれて気に入らないところも出てくる。
その中の代表格がキーボード。
TinkPadシリーズのキーボードはタッチがいいと評判である。
確かにデスクトップマシンのキーボードと比較しても遜色のないタッチである。
しかし、どうも使いにくい。
ふと見ると、キーボードの右側のキーが他のキーよりも小さいではないか。
かな入力物の私としては、右側のキーが小さいノートPCは絶対に買うまいと決めていたので、かなりショックである。
カタログではキーピッチが18mmと大見栄を切っていたのでそこまでチェックしていなかったのだが、右側のキーピッチは15mmである。
だまされた気分である。
"\"のキーの位置なんか"0"の右側からピッチが狭くなっているので、本来あるべき位置よりも8mmも左によっていることとなる。
つまり、無意識のうちに"\"と"BS"の間に指が行っているので、よく押し間違える。
こんな造りでキーボード自慢をするIBMって、おかしいんじゃないかと思うぞ。
それに、両サイドにでっぱっているために、かばんに入れたときなんかもおさまりが悪い。
どの道フルサイズのキーボードよりピッチは狭いのだから、18mmなんて数字にこだわらず、17mmピッチで等間隔にしてくれれば15mmは幅を狭くできるので、両側のでっぱりもなくなってめでたしなのにな。
全体にピッチが狭い分には慣れることができるが、不等ピッチにはどうしても慣れることができない。
手の小さい女性なんかだと、多少ピッチが狭いほうが使いやすいと思う。
無線LANのアンテナを入れるためにディスプレイにでっぱりをつけたんで、どうせならキーのピッチも広くしようというせこい考えのような気がする。
設計者の自己満足を感じてしまう。
「技術屋のマスターベーション」と前の会社の部長はよく言っていた。
タッチがいいだけに残念でならない。
TPS30に比べるとピッチも狭くてタッチも悪い(あくまでTPS30との比較。平均レベルよりはいい)あみちゃん のキーボードのほうが使いやすく感じるのは悲しいことである。
上矢印キーの左右にあるボタン、実はこれがなんなのかよく判らないのである。
オンラインドキュメントには書いてないようだし。
どうもPgUp/PgDnの左右バージョンのようなのだが、それらしく動かない。
IEだと「進む」「戻る」みたいな動きをするがOperaには通用しない。
どうせなら任意の機能を割り当てさせてほしい。
もう一つ許せないのがFnキーの位置である。
写真で見てわかるように(って、よく見えないが)、キーボードの一番左下である。
デスクトップのキーボードの一番左下はCTRLキーと相場が決まっている。
そして、そのとなりがWindowsキーとかALTキーとかになっているのが普通である。
CTRLキーを押しているつもりなのに反応しない。
よく見るとFnキーを押していたというのは悲しすぎる。
で、TPS30に慣れてきたあとにデスクトップのキーボードを使うとやたらとスタートメニューが出てくる。
そう、Windowsキーを押しているのである。
Fnキーがこの位置にあるノートPCは結構あるが、きっとCTRLなんか使わないという無能が配置を決めたんだろう。
少なくとも私の場合はFnよりもよっぽど使うぞ。
キーボード自慢をするのなら、タッチだけでなく、全体的な使い勝手をちゃんと考えてほしいものである。
オールインワンタイプの省スペースデスクトップで、それがメインマシンでそれしか使わないという人ならこんなの気にならないだろうが、持ち運び前提のサブマシンであるTPS30では、デスクトップとの違和感の少なさというのも大事だと思う。
それと、個人的に不満なのがWindowsキーがないこと。
ThinkPadユーザーは「そんなのがないからこれを選んだんだ。できれば英語キーボードがいい」という人が多いようだが、ノートPCだからこそWindowsキーが欲しい。
マウスとかに比べるとトラックポイントの操作性が悪いのは誰が見ても明らかであろう。
そんなのでノロノロとメニューを選択したりするのはばからしいのである。
Windowsキー(もしくはその機能を割り当てられるキー)が欲しいと思う。
Windowsキーとのコンビネーション(Win-EとかWin-RとかWin-FとかWin-Dとか)はノートPCでこそ威力を発揮するのである。
これをやってみせると初心者はびっくりするというお奨めの技なのだが。
どうやら2000はキーのマップを書き換えることで機能の入れ替えができるらしいので、ピッチが狭くて使いにくい右ALTをWindowsキーにするというのもいいかもしれない。
同じく使いにくい右CRTLをなにか便利なのに入れ替えたいところである。
KeyRemapが2000でも使えるといいのに。
それに、なんですか、このTinkPadボタンは。
このボタンを押すとAccess ThinkPadというプログラムが立ちあがり、ThinkPadに関するいろいろな情報を見ることができるのである。
そんな機能をつけるくらいなら、ちゃんとしたマニュアルをつけてくれたほうがいいと思うのだが。
百歩譲ってこの手の付属プログラムはCDに入れておいてほしい。
HDDを真っさらにしたら消えてなくなるのだから。
リカバリーCDには入っているのだろうけど、こいつは別売りなんだよね。
ThinkPadといえばトラックポイント。
個人的にはスライドパッドよりはこちらのほうが使いやすいと思う。
スライドパットだと、意図しないタッピングやカーソルの移動が起こるからである。
どちらの方式にせよ、カーソルを適当なボタンのところに固定しておいて、クリックだけで同じ操作を繰り返すという使い方はノートPCならであろう。
ページ構成がきれいにまとまっているホームページなんかだと、「次へ」のリンクがいつも同じ場所にあるのでこういう使い方は結構便利である。
通常のマウスだとクリックの拍子にカーソルが動いてしまうのでこの手の操作はやりにくい。
私はデスクトップでもトラックボールを使っているので同じ様なことができるが。
一方、トラックポイントの欠点としてドリフト現象が上げられる。
これは、何の操作もしていないのにあたかも操作をしたような感じでカーソルがずりずりと動いてしまうものである。
時々しか起こらないが、これが起こるとかなりいらいらさせられる。
あみちゃん よりTPS30のほうがこの現象がおこりやすく、おさまりも悪いような気がする。
マウスの左クリック、右クリックに相当するボタンもまあまあ使いやすい。
あみちゃん のストロークが浅くてカチッとした感覚もいいが、TPS30の深めのストロークでソフトな感触というのも慣れれば悪くない。
押す力が あみちゃん よりも少ないからであろう。
センターのボタンはスクロールや拡大、もしくは未使用のどれかに設定できる。
あまり拡大の必要も感じないし、上下スクロールはPgUp/Dnを使うので未設定にしてあるが。
そもそも、ボタンを押しつつトラックポイントのレバーを押しつづけるというのはあまり楽な操作じゃないと思う。
慣れの問題かもしれないけど。
PCカードスロットのカバーといえば、普通はバネで閉じるようになっているシャッターだと思うが、TPS30のはそうじゃない。PCカードみたいな格好をした板切れをスロットに差し込む事でPCカードとCFカードスロットをふさぐのである。
つまり、PCカードだけを使っているときにはCFスロットは開きっぱなしということ。
逆も同じ。
なんかせこいと思うのは私だけ?。
マニアな人のために、裏側の写真もつけておく(笑)。
もう一つ、TPS30ユーザーのほとんどの人が気にしているのがHDDの音。
時々「カコンッ!」という音が出る。
これが省電力のためにHDDを停止する時に出る音ならまだいいのだが、普通にアクセスしてるときに突然出るのである。
おそらく、サーボの取りなおしをしているのだと思うが、死にかけのHDDがこういう音を出すので心臓によくない。
普段のアクセス音も決して静かなほうじゃないし。
なんか、IBMにクレームを出したところ静かなHDDになって戻ってきたという話しもどこかで見かけたが、とりあえずみんなそういうものらしいので気にしないことにする。
これはTPS30の内蔵LAN独自の問題なのか2000の問題なのか(多分こっち)よく判らないが、LANのケーブルを抜くと「ネットワークケーブルが接続されていません」となってLANの機能が使えなくなるのである。
普通はこれで別に困らないはずなのだが、TPS30をプロキシサーバーとしても使っているおり、TPS30自身も自分自身のプロキシを通してインターネットにアクセスしている。
そして、インターネットへはPCカードのLANカードを使ってADSLモデムに接続しているのだが、本体内蔵のLANケーブルが抜かれたとたんにIPアドレスの設定が無効となり、プロキシサーバー(IPアドレスで指定されている)が使えなくなってインターネットに接続できなくなってしまうのである。
ケーブルがつながっていても、その先にある ぺんちくん の電源を落とすと同じ状況となる。
あまりに不便である。
いろいろ調べたが、よく判らないので試しに内蔵LANの出力をそのまま自分自身の入力に戻す(伝送系なんかだと折り返しとかループバックとかいうやつ)コネクタを作って差してみたところ、うまくごまかすことができたようである。
しかし、ぺんちくんの電源を入れたり切ったりするたびにコネクタを差しなおすというのは結構面倒なことである。
そこでこのようないんちきアダプタを作ったのである。
スイッチの切り替え一つでストレートと折り返しの両方に対応できる。
こういうのをつけることでやっと私のPCらしくなってきたような気がする(笑)。
見た目からしていんちきそうなしろものである(笑)
2002/09/10 追記
ネットワークカードの固有番号(MACアドレスって言うんだっけ?)を使ってオンライン登録を行なうあるプログラムで、Windows2000でネットワークに接続されていないときにその固有番号が取得できずにソフトが起動しないというトラブルがあったそうで、その解決方法としてレジストリの
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Tcpip\Parameters]
のキーに
"DisableDHCPMediaSence"=dword:00000001
を追加するというのがあったので試してみたが、やはりうまく行かなかった。
他のソフトで似たような現象があるかもしれないので、メモを兼ねてここに書いておく。
レジストリをいじるので、説明がなくてもやり方がわかる人だけ試してほしい。
CPUクロックは ぺんちくん と同じ、メモリーもディスク容量もTPS30のほうが多いという変なサブマシンであるが、ベンチマークを取るとメモリアクセス、ディスクアクセス、画面描画とも ぺんちくん のほうが速いため、かろうじてメインマシンの面目を保っているようである。
けど、これはぺんちくんのOSがWin98であるというのもからんでいるかもしれない。
なんだかんだと書いてきたが、全体的には割とよくできたマシンだと思う。
しかしながら、あみちゃん のほうが使い勝手は上だと思う。
あみちゃんサイズでTPS30と同等のスペックを持ったモデルがあれば、間違いなくそっちを買っていたことだろう。
とにかくキーボードが気に入らないというのは、ディスプレイとともにユーザーとのインターフェースの最も重要な部分が気に入らないという事なので、減点は大きいのである。
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