バッテリー

 2,000年を無事に迎え、寒さもひとしお。するとただでさえくたびれているバッテリーが一層根性をなくし、毎朝キックで始動することとなる。ジェベルには2,000年問題は関係ないが、そんなのなくても問題はたくさんあるので誠に結構なバイクである。

 左が標準のバッテリー。+端子の近くがサイドカバーにこすれて削れてきているのが不気味。右が今回買ってきたバッテリー。台湾のクーロン社製。
 秋葉原の秋月通商で3,300円と異常に安い。普通のバッテリーならば10,000円位するというのに。かなり不安である。それにしても、なぜ秋月でバイク用のバッテリーを売っているのだろうか?。

 取り付けてエンジンをかけてみると、あたりまえだがちゃんとかかる。
 問題は寒い日の朝。しばらくは暖かめの朝が続いていたが、今までのバッテリーであればこれでもセルはまともに回らなかった。
 バッテリーを替えてからは寒いと思う朝でもちゃんとセルが回り、エンジンが目覚める。
 キックセットをつけるのが面倒という人はバッテリーを替えるのが手っ取り早い

 問題は、ジェベルの場合はある日突然バッテリーが放電しきってしまうことだ。過去に何回かある。前のバッテリーもそれで弱ったに違いない。
 果たして次の冬も元気にセルを回してくれるだろうか?。


 といったところで、クーロン社製のバッテリーに替えてから1年たった時点で、とうとう寿命が来たようだ。
 最初はある程度の距離を走ればちゃんと充電されていたのが、いくら走っても充電しなくなり、充電器で充電してもセルを3回ほど回すともうおしまいという状態。
 そのうち、充電器で充電してもセルを回すことができなくなってしまった。

 幸いにも、バイクの発電(充電)系は壊れていないようで、エンジンさえ回っていればヘッドライトやウィンカーもちゃんとつくし、エンジンだってキックでちゃんと始動する。
 しかしながら、いつトラブルの原因になるとも限らないので、しばらく古いバッテリーを引っ張り出してごまかしていたが、こいつはもともと死にかけのバッテリーなのでそうそう長持ちはせず、またもやバッテリーの交換となった。

 今度のバッテリーはGSの小型鉛シール蓄電池、PXL12050 12V5Aである。
 これもまた秋月で2,500円で買ってきた。
 クーロンのやつより安い(笑)。
 2個まとめて買うと4,500円と、さらにお得である。

 形状は、幅が2cmほど狭いだけなので取り付けはほとんど問題はない。
 左が正面、右が上面の写真である。
 写真でわかるように、端子形状が標準バッテリーとは異なり、ネジ止めではなく、圧着端子を差し込む方式である。
 このままではジェベルにつかないので、変換用のケーブルを作った。

 セルを回すときにはかなりの電流が流れるので、念のため太めの電線を2本ずつ使ってみた。
 丸いほうの圧着端子をジェベルの端子に無理やりネジ止めをして取り付ける。
 さすがに余計なものがあると多少おさまりが悪いが、無理やり押しこんで「ジャストフィット」ということにした。
 マイナス側の端子は車体に接触したところでどうせ同電位なので問題は無いが、プラス側は完全にショートになってしまうので、ビニールテープ等でしっかり絶縁しておく。
 当然ではあるが、マイナス側もいちおう絶縁しておく。

 約3ヶ月使ってみた感じでは、ほとんど問題なく使えている。
 まぁ、当然といえば当然だが。
 もっともこの位で死んでしまうようでは困る。
 問題はこれで今度の冬が乗りきれるかどうか。
 けど、この値段なら2個くらい予備として持っていてもいいかもしれない。


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