とにかくバッテリーが寒さに弱い。初期型モデルはセルを回している時もライトがつきっぱなし。XRなんかはセルを回す時だけライトが消えるのに。
ちなみに最近のモデルはセルを回してエンジンがかかるまでヘッドライトはつかないようになっているらしい。つまり、キックでかけるとヘッドライトはつかないということだそうな。で、ヘッドライトスイッチを追加したわけなんだが、今まで使っていたKITACOのやつが接触不良になり、接点復活剤をつけたら接触不良は治ったのだがスイッチ自体が陥没して使い物にならなくなった。(二つ目の写真参照)
KITACOのものはギボシ端子までついているので、特に改造することなくそのまま端子を接続するだけで使えるのでお手軽である。
しかし、写真ではよくわからないが、スイッチ自体の赤色が白っぽくなり、表面にも指紋のようなしわが寄っている。材質の耐候性に問題がある。外観を重視する人にはマイナスポイント。で、今度はDAYTONA製のを買ってみたわけだが、こいつには端子がついていないので、自分で端子をつける必要がある。
ついでに圧着工具も必要。 どちらもホームセンターのカー用品のところに行けば大抵売っている。
そのまま使うのも面白くないので、線を太いものに交換した。これには半田づけ作業が必要。
線の太さを見てほしい。右側が付け換えたのと同じ太さの線。かなり太くなっているのがわかると思う。
実際にはオレンジ色の線を使ったけど。
当然であるが、線はちゃんとチューブを通し、傷つきや自然環境からの損傷などが最小限になるようにしている。
このせいか、ほんのちょっとライトが明るくなったような気がする。多分気のせいだと思うけど。
取り付けはメーターバイザーの中のヘッドライトから来ている黄/白の線の端子を抜いてそこに割りこませるだけ。いつでも元に戻せるという簡単さ。写真だと見にくいけど、右上がヘッドライト、中央下やや右よりがメーターバイザーを固定しているでっぱり。少しでも作業をしやすくするために、バイザーをここからはずしている様子はわかると思う。
スイッチからの線は、本来はメーターの下側を通すのだけど、写真で見やすくするために仮の取り付けとなっている。実は、線をメーターの下に通すというのが一番面倒な作業だったかもしれない。横着をしないでウィンドスクリーンとメーターバイザーをはずせばどうということのない作業なので、初めてやる人はちゃんとやったほうがいい。
ハンドルに取り付けるとこんな感じ。ハンドルを切りつめているのでちょっと狭いが、ノーマルのハンドルを使っていればもうちょっときれいにおさまると思う。
上側がONというのは、今まで使っていたのとは逆になるのでちょっと操作に戸惑うが、操作性は軽いので間違って操作しても慌てる心配もない。
形状としても、前のよりやや大きいのででっぱっている感じがするが、どうせ純製品ではないのでよしとする。で、セルを回す時だけでなく、信号待ちの時もヘッドライトを消しているわけだが、これはバッテリーの心配と共に、前の車に迷惑だということと、前の車がワンボックスだったりすると自分がまぶしい思いをするためである。
しかしながら、暗い道での信号待ちでヘッドライトを消していると、こちらに曲がってきた車に気付いてもらえずに突っ込まれそうになる。これはあまり嬉しくない現象なので、ハンドルガードに反射テープを貼ってみた。ちょっとカッコ悪い気もするが、これで間違いなく世界でただ一台のバイクとなったといえるだろう(笑)。