キックセット取り付け顛末記

 この内容はジェベルオーナーズクラブの掲示板に書き込んだものをちょっとだけ修正したものです。
 

買い出し

 工賃が1万5千円するのなら、そのお金で工具を揃えるほうがいいと判断し、買い出しに行きました。

 買ってきた工具類  金額は大体です。

トルクスレンチ
  単体でなかったのでセットのやつ 1000円
27mmボックスレンチ
  ジョイントのサイズが大きいやつなのでそれに合った
  ハンドルもついでに 合計2000円
サークリップ用プライヤ 1000円
ねじロック剤 500円
その他ちょっとした工具など 3000円くらい

いよいよ作業に入ります。

 作業日は1,999/01/24(日)。小雨の降る寒い日でした。

 まず、キックセット付属のマニュアルをよく読み、手順を可能な限り覚えます。
 マニュアルにはエキゾーストパイプとオイルクーラーを外すように書いてありますが、オイルクーラーホースユニオンボルトを回す工具が入れば外さなくてもできます。ストップランプスイッチも外さなくてOKでした。外し方がわからなかったんですけど・・・。

 ブレーキペダルを引っ張っているバネはなかなか外れないので、ペダルを先に外してしまいました。

 クラッチスリーブハブホルダーという特殊工具が必要なんですが、ラック組立とかに使う厚さ3mm、一辺の長さ40mmのL金具とカー用品コーナーにある長さ400mmほどのステー金具を使って自作しました。
 充電式ドリルは持っているので現物合わせで適当に作れました。わざわざタップを切ってねじ止めしたのがおしゃれです(笑)。
 これこそ「非ノーマル自分専用オリジナルスペシャルツール」。
 見かけはかなり悪いです。
 やっとデジタルカメラを入手したので写真を貼りつけてみました。


 
 

 なんか手書きの絵とほとんど変わらないですね(笑)。

 こんなものでも意外と簡単に外せました。

 クラッチプレート類はオーナーズクラブでのBISOさんのアドバイス(下の4行)を参考にしました。

》クラッチ板はスリーブから外すときにずらさないように
》一まとめにして外し、元に戻すときには、そのまま
》はめ込みます。これで、裏表や、順番を間違えることが
》無くなります。
 内部のブリーザオイルリターンプレートを止めているネジはかなり固いです。
ショックドライバー(インパクトドライバー)は必要ですね。
 さんざん叩いてもなかなかはずれないのでTレンチにドライバービットをつけてねじにたたきこんでビットを喰いつかせ、力技で外しました。

 クラッチカバーのガスケットはがしはカッターとスクレーパーで頑張りました。これが一番疲れましたね。寒い中、鼻水をすすりながらの作業でした。

 キックシャフトの通る穴を塞いでいるプラグは裏から棒を当ててハンマーで叩き出し、オイルシールは安物BOXセットに入っていたプラグレンチがちょうど良い大きさだったので、これを当てて万力で圧入しました。奥まで入りきらなかったようですけど、はずれることもないのでよしとしました。

 ステップの取りつけで、ボルトとスペーサーの存在を忘れていて「なんですき間ができるんだろう?」と悩んでいたのは内緒。

 最後に組み上げてキックが動くことを確認し、オイルを入れた・・・げげ、オイルが少ない。
 で、オイルの少ないバイクで雨の中オイルを買いに行きました。
 今までカストロールのXF-08(10W-40)を使っていたのですが、今回はXJR(5W-40)をおごりました。暖機運転の短縮を期待しています。

 そんな訳で途中寒さに負けてインスタントラーメンを食べたりオイルを買いに行ったりして合計6時間かかりました。
 実作業時間は4時間くらい。慣れれば2時間でおつりがくるかもしれません。慣れることはないと思いますけど(笑)。


 えっと、かなり長くなりましたけど、やっぱりキックはいいです。セルより強力で長持ち(笑)。

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