ぺんちくん

 DOS/Vマシンなどというのが日本でも流行しはじめて、回りでもDOS/Vマシンを使う人が出てきたために、そこそこ情報も入手できるようになったのでそろそろ自分もDOS/Vに移行してもいいかな、などと思って購入したマシン。


  当時のスペックは

CPU:Pentium/90MHz
MotherBoard:AsusTek P/I-TP4N(とか言うような型番)
ChipSet:Neptuneとかいうやつ
HDD:540MB
Memory:8MB
Video:Canopus PW864PCI
4倍速CD-ROM(キャディ式)、SB16
 と、いうような感じだった。
 DOSがメインで、Windows3.1も使えるスペックで、ゲーム等に重点をおいた当時としてはかなりの装備。更にドライブ関係はあとでMOを繋げる可能性が大きいのですべてSCSIにした。モニターは三菱のRD17G。最近のモデルにも性能で劣ることはない。
 すべて合わせて50万円もした。買うかどうかを決めるのに、ショップで3時間も悩んだのだ。
 何しろ、当時はCPUが7.5万円、マザーボードが7万円もしたのだ。
店 「組み立てはどうします?」
私 「組んでもらえるのですか?」
店 「工賃3万円だよ」
私 「・・・・・・、自分で組みます」
 このあと何度も近所のパソコン屋さんへ行って、どのように組んであるのかを観察したものだった。
 ちなみにこのCPUは有名なバグありのやつ。当然あとで交換した。

 当時はまだPentium/90を積んだマシンはそれほど出まわっていなかったので(DX4/100かPentium66あたりが標準的な選択肢)、愛称はぺんちくんに決定(笑)。
 

 買ってからかなり経つので当然ちょっとずつ手を加えている。

 正面の3.5インチベイに穴が開いている。
 これはコナーのHDDを入れたときにどうも熱で不安定な動作をしているようなので、HDDの冷却用に開けたもの。正確にはHDDで暖まった空気がこもらないようにするためといったほうがいいかも。
 このおかげでHDDの上についている640M(ちょっとまえまでは230M、さらにそのまえはFDDだった)のMOも安定して動いている。
 この辺りに結構ほこりがたまっているので、ちゃんと空気を吸いこんでいるらしい。
 穴が不揃いなのは愛敬

 下のほうに144などという表示が見えるが、当時はクロックスピードを表示するのがはやっていたのと、TURBOスイッチなるものがあってCPUの速度を切り替えられるようになっているマザーが多かったのだ。
 で、現在は3モードFDDのモード表示に使用している。
 右側のスイッチがそのTURBOスイッチなのだが、現在はFDDの1.25/1.44のモード切り替えになっている。時々隣のリセットスイッチと間違えそうになるのがかなり危険
 もっとも1.25のフロッピーを使うことはほとんどなくなったので、いつも1.44のままだけど。
 

 内部のシャドウベイもちょっと改造してある。
 HDDの取り付けねじの位置がスリットの場所にないのがわかるだろうか。
 通常の取り付け位置だとHDDどうしがくっついて放熱がうまくないようなので、ドリルで穴を開けて一個半間隔で取りつくようにした。効果は絶大のようだ。
 寸法を計る基準点を勘違いしたために所々穴の位置が合わないところがあり、3ヶ所止めなんてHDDもある。これも愛敬
 一番上のMOはもともと穴に合わないために、後ろのねじだけで止めてあり、前はMOのフロントパネル部分(ベゼルというのかな)が穴開けしたふたに乗っかっているだけ。更にこちら側のねじは穴がばかになっていて固定されていないので、実質ねじ一本で取り付けられている。ま、奥に入りこむことはないので実用上問題ないのでよしとする。

 ついでと言ってはなんだが、背面の拡張スロットもビデオカードの下のスロットのふたをはずしてある。これは、RIVA128もそこそこの発熱があるという事なので、その対策。
 基本的には放熱したい物の近くの、できれば下側に吸気口を設け、暖まった空気は上の電源ファンから排出されるという流れを想定している。
 排気量よりもわずかに吸気量が少ないくらいがバランスがいいように思えるので、もう少し吸気量を増やしてもいいのかもしれない。
 

 更に極めつけは電源ファン。
 なぜか外付けになっている(笑)。
 電源のファンというのはどうも安物が付いているらしく、しばらく使っていると回らなくなってしまうものらしい。特に冬になると手で勢いをつけないと回ってくれなかったり、変な音を出したりする。
 一度は友人のところで余っていた電源からファンをとっぱずして、ちゃんと電源内部に組み付けたのだけど、2度目になると「3度目もあるのではないか」と思い、交換しやすいように外側につけることにした。
 少しでも空気の流れをよくするために、電源ケースのスリットは全部切り取ってただの丸い穴になっている。暖かい空気がノーマルよりは多量に出てくるので、排熱性も向上しているように思える。

 ちなみにこのファンは秋葉原の部品屋さんで買った国内有名メーカーのもの。
 そのせいか全く動かなくなる気配がなく、この改造をする必要はなかったのではないかと思うが、なんとなく見た目がメカメカしくてかっこいいのが気に入っている。パソコンの改造で、おおげさなCPUの冷却装置以外で外から見てはっきりとわかる改造というのはそうそうないと思う。もちろん個人の趣味の問題とは思うが。
 音も割と静か。HDDの音のほうがうるさい。
 

 PentiumMMX/200を250MHzで動かしていたが、最近のCPUの速度を見るとちょっとさみしいので、思い切ってK6II-400を入れてみた。
 本当はセレロン辺りにするのにケースごと変えるつもりだったのだけど、 冷蔵庫が壊れてしまったのでお金がなくなり、最もチープな選択肢を選んだというのが真相。

 K6シリーズは電気を喰うので有名で、電源回路にも結構負担をかけるらしい。
 そこで余っていたCPUファンを引っ張り出して、電源回路に風を送ることで多少なりともレギュレーターの放熱をよくしている(つもり)。本来ならば放熱板を大きいのに変えて、ちゃんとシリコングリスも塗ってあげるべきなのだけど、面倒なのでやめた。経験上、手で触っていられるくらいの発熱なら問題はないはずなのだ。しかしこのファン、安物なのでバランスが悪く、ちょっとうるさい。
 CPUについているファンは最近有名になってしまったクーラーマスターというやつ。サンヨーのファンがメジャーになる前、もちろんクーラーマスターなんて名前がそれほど一般に知られる前から使っている。
 ショップで「ボールベアリング使用」と書いて売っていたので試してみたところ、かなり具合がよく、いまだに壊れる気配がない。
 現在はAMDのおすみつきらしい。

 いろいろと部品を交換して延命処置をした結果、現役でも(1,999年/11月時点)そこそこ不満なく使えるマシンとなっている。

 現在(2000/01/16)のスペックは

CPU:K6II-400MHz(83*5.5の456MHzで動作 コア電圧2.4V!!)
MotherBoard:AsusTek P/I-P55T2P4
ChipSet:430TX
HDD:10GB(IDE)+2GB+2GB
Memory:128MB
Video:Canopus ZXR128P(PCI)
CD-RW(8/2/20)、40倍速CD-ROM、640MのMO、SB16
 これだけ手を加えて永年使ってきているので、もう充分元はとっていると思うが、できることならあと半年〜一年くらいは持ってくれると嬉しいものである。
 最近はゲームとかをやらなくなったので、コンピューターの速度自体の要求はあまりなくなったのだけど、新しいものに手を出してみたいという欲求はあるのがちょっと危険
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