神奈川県民の憩いの地、夕日の滝である。
場所はここ → http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.01.43.2N35.18.25.4&ZM=6&
Mapfanの地図にリンクすると毎回報告をしないといけないんだよなぁ。
なんか面倒なんで、URLを記述するだけにした。
適当にコピーしてやってください。
回りを木立に囲まれているのと、水量がそれほど多くないので滝らしいゴーゴーという音ではなく、水の音が回りの静けさをいっそう引き立てている。
洒水の滝よりも訪れる人は多くないようで、非常に落ちつく雰囲気である。
2,001年の1月中旬に氷結したとの噂を聞き、見に行ったのが2月の中旬に限りなく近い上旬。
時間も夕方近くで氷結という感じではなかった。
しかしながら、回りには多少つらららしきものがあったので、雰囲気だけでも味わえたということで。
この滝にまつわるうんちくは、写真の案内板を参照のこと。
こちらの写真は、パノラマで撮ったものである。
2,002年の4月の写真。
パノラマで撮ってもこぢんまりとしていて大変よろしい。
実はこの滝、裏側を歩いていけるらしい。
夏の暑い時期にはちょうどいい遊びではないだろうか。
滝とは関係ないが、駐車場に至る道路のわきにはいのししの皮が干してあったりするのも見どころの一つだろう。
2,002年の8月、義務教育系学生が親と一緒に遊びに行けるのは事実上これが最後の日曜ともいえる25日の日曜日、またもや行ってきました夕日の滝。
今回の同行者は伝言板にも書き込んでくれている真里谷氏とやまもと氏。
当日は、なんか音楽系のフェスティバルとかがあったようで、楽器を持った人、CDを売っている人などキャンプ場とはちょっと異色の雰囲気。
もちろん屋外生活を楽しむ家族連れも山ほど。
駐車場も満杯。
それでも滝の近くまで行くとその喧騒さえ気にならなくなる。
滝は、私が今まで見た中では一番水量が多い。
って、3回しか来ていないのだけど。
回りの木々も緑が濃く、涼しげな雰囲気。
実はお盆明けからしばらくはやたら涼しい日が続いていたので、こんな時に滝に遊びに行くのもなんかなぁ、という感じだったのだが、この日はしっかりと夏の気候。
写真は例によって合成によるパノラマ。
なぜに暑い日に遊びに来たかったかというと、滝の裏側をくぐってみたかったから。
こうやってみると、この滝も結構大きいですねぇ。
写真提供は真里谷氏。
水の量にびびりながらも、とりあえず気合を入れてお昼ご飯(笑)。
その間に真里谷氏がチャレンジするが、滝の裏にちょっと入ったところで引き返してくる。
落ちてくる水の圧力はなかなかのもので、その流れによる風もかなりのもの。
近くに行くと大量の水しぶきが飛んでくる。
滝の裏側のほうがまだ安心といった感じだが、その前後が暴風雨圏なのである。
まさに土砂降り。あたりまえだが。
引き返してきた真里谷氏をチキンと呼んではいけないだろう(笑)。
私はある程度濡れたところで開きなおったのだ。
やまもと氏も裏側通過は断念。
滝の裏側をくぐった後はすっかりずぶ濡れ。
しかしこれはおもしろい。
やはり夏の遊びである。
今度は滝壷で遊んでみたいと思う参加者なのであった。
案内の看板にあるように、1月15日にはその滝口に太陽が沈むという説があるらしい。
この看板にも「沈みます」とは書いてなく、「説によると」と書いてある。
インターネットでちょっと検索しても、そういった写真や記述は見当たらない。
これはもう自分の目で見てくるしかないだろう。
ということで、2,003年の1の月の13日、またまた行ってまいりました。
集合時間はひとよんまるまる。
山の中なので日の沈むのも早いだろうし、その時までのんびりお茶でも飲もうかという魂胆。
当然ガソリンコンロとお湯、カップとお茶、それにおやつの準備にぬかりはない。
続々とメンバーが駐車場に集まってくる。
その数約10人。みんなそんなにこの謎に興味があるのか?(笑)。
30分ほど駐車場にたむろし、ほぼ全員そろったということで滝へ移動。
ま、遅れた人は滝へ直行ということで(笑)。
空に雲がかかってきたのがやや不安。
予想に反して雪は全くない。
写真のとおり、緑な雰囲気である。
1月ということなのだろうか、滝の前に縄が張ってある。
水量もそこそこあり、ちょっと見には冬らしい感じはないが、ちゃんとつららが下がっているのが見えると思う。それもかなり成長したやつが。
行くたびにいろいろな風景を見せてくれる、なかなかに楽しい滝である。
さて、かんじんの夕日であるが、滝の前に来た時点でみんな愕然とした。
太陽が見えないのである。
雲が出ていたというのもあるが、本来太陽がある辺り、そこは滝口の向こう側となっている。
つまり、お昼をちょっと過ぎた辺りで太陽は滝の向こうに隠れてしまうということである。
ひょっとすると、丸一日全く太陽が見えないんじゃないかという気もしないではないが。
この時間でこれなので、夕日と呼べる時間に太陽を見ることは不可能という結論となった。
しかし、そういう説があるということはどこかにViewPointがあるのかもしれない。
これは新たな課題であろう。
あっさりと結論が出てしまった我々は、とりあえず余ってしまった時間を予定通りお茶の時間とし、ゆったりとした時間をすごしたのである。
さて、2004年の1月第2週、後半からかなり気温が下がってきた。ニュースでも各地の雪の話題を伝えている。
これを逃すとチャンスはないのではないかと思い、10日の朝、たまたま普通に起きることができたのをいいことに夕日の滝を見に行くことに。
急に思いたったために隊員は招集できず(笑)。
残念なことに、今回も凍結してはいなかった。
しかし、相変らず見事な氷柱を用意してくれていた。
去年の写真とよく似ているが、ちゃんと今回撮ってきたものである。
周囲の岩の表面も凍ってつるつるしている。
しぶきの当たるところに落ちていた枯れ枝には水滴が凍ってできた奇妙な形の氷のオブジェが風に揺れている。
本当に、来る度にいろいろな表情を見せてくれる場所である。
さて、これが問題の写真である。
よく見て欲しい。
滝口の付近に太陽があるではないか。
これが伝説の正体、1月15日に滝口に夕日が沈むという決定的写真である。
だがしかし、この時間はまだお昼前。
太陽はまだこれから昇っていく時間である(笑)。
で、私の出した結論。
夕日の滝は1月15日にわずかの間だけ滝口に太陽が見える。