ガソリンストーブの話

 ツーリングでキャンプといえば調理用の火が必要。
 焚き火でもいいが、いろいろと手間がかかるうえに山の中でむやみに火を焚くのは場合によってはしゃれにならない事態になる恐れがある。
 焚き火も楽しいんだけどね。

 そんなわけでストーブ(コンロとも言う)を使う。
 世間一般ではその手軽さからガスカートリッジ式のストーブが主流であるが、常に予備のカートリッジを持ち歩かなくてはいけないうえに、空になったカートリッジもそれなりに荷物になる。
 その点ガソリンストーブなら燃料は常にオートバイのタンクの中に入っているし、ストーブの燃料ボトルの中のガソリンはいざというときの予備燃料にもなる。
 何よりも、ガソリンストーブの炎は力強く感じるのがいい。

 ガスならランタンと燃料が兼用できるという声もあるが、結局はストーブ用とランタン用、それに予備の3個を持ち歩かなくてはいけないのではないだろうか?。
 そもそも私はランタンなんかは使わないので関係ない。
 ランタンは明るすぎる。
 食事のときやテントの中で自分の回りを照らすだけの光があればいいので、懐中電灯のたぐいで充分である。
 あとは明かりなんか消して月とか星とかをみながらすごせばいい。

 ということで、ガソリンストーブ。
 「使うのにコツがいるでしょ?」と敬遠する人もいるが、ほんのちょっとしたコツなんでそれほど気にすることもない。
 それよりも、ド素人には使えないだろみたいな優越感があったほうがいいじゃないか。
 そういうのも面倒がる人は、自然を破壊するだけの可能性が高いのでキャンプなんかしないで宿に泊まるべきである。
 とか書くと、ガスストーブを使う人はキャンプをするな、みたいに読めてしまうけど、そこまでは言ってないです。(ちょっと弱気)

 そんなわけで、私の使っているガソリンストーブを紹介してみる。

 ガソリンストーブ収集癖があるわけではないので、数少ない手持ちのものを使ってみての感想である。
MSR WhisperLight
OPTIMUS Explorer
OPTIMUS NOVA

比較

使ってみた感じで各ストーブの比較を行なってみた
比較項目 MSR
WisperLight
OPTIMUS
Explorer
OPTIMUS
NOVA
コメント
火力(適当な計算による)
温度差*水の量/時間
250.0 187.5 187.5 恐るべしWisperLight
しゅご〜〜〜 しゅ〜〜〜 ごおぉ〜〜〜 大きい音もかっこいい
組み立てやすさ 簡単 ちょっと面倒 簡単 組立式は面倒
プレヒート コツをつかめば簡単 しっかり暖めないと悲惨 楽勝 NOVAですな
弱火 得意じゃない 得意だけど寒いと持続できない そこそこ使える Explorerが美しい
手の汚れ 汚れやすい 汚れやすい あまり汚れない NOVAでしょう
燃料 ホワイトガソリンのみ
ただし、クリーニングをまめに行なえば赤ガスでも使える。
Internationalモデルでは赤ガスもOKだが、クリーニングは必要
ホワイトガソリン、赤ガス、灯油、ケロシン、アルコール、など、かなりの燃料が使える ホワイトガソリン、灯油、軽油、燃料用菜種油
それほど使っていないが、赤ガスでも問題ないだろう
仕様上は圧倒的にExplorer有利
けど、NOVAのほうが使いやすい
ノズルクリーニング やりにくい
新しいモデルでは振るだけでクリーニングできるらしい
簡単 簡単な部類 これもExplorer

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